
Coincheckはこうやって作られる! 仮想通貨(暗号資産)のエンジニア組織を紹介
チーム・個人が自律的に課題を解決し、事業・プロダクトの成長に貢献する。これは、コインチェックのエンジニア組織のミッションです。
暗号資産取引サービスCoincheck、Coincheck NFT(β版)などのサービスを支えるのは、13グループ、約40名のエンジニア。
コインチェックの組織データ

この記事では、エンジニアファーストにこだわるコインチェックのエンジニア組織がどのように作られているのかをご紹介します!
コインチェックの組織体制
コインチェックのエンジニア組織は、プロダクト開発運用部・ウォレット開発運用部・サービス運用開発部の3つ。そこからさらにグループに分かれ、各業務にあたります。

エンジニアの平均年齢は30代前後。各グループにグループリーダーがいます。オープンな人が多く、年齢や役職問わずフラットな雰囲気。雑談含め、Slackでのオープンなコミュニケーションが特徴です。
各グループの業務内容、開発環境と使用ツールは?
プロダクト開発運用部
Mobileグループ
・アプリのリニューアルやUI/UXの改善業務
・本人確認の体験改善への取り組み
・新規の通貨取り扱いに際しての対応
フロントエンドグループ
・サービス提供予定の新規画面の実装、改修や機能追加
・既存のRails上のアーキテクチャ見直し、サービスの改修、機能追加
・マイクロサービスへのリファクタリング、UX改善、法律対応
CREグループ
・本人確認機能や会員登録周りの改修、キャッチアップ
・Mobileアプリ用のAPI開発
・社内/社外システムの利用状況調査や改善、システム連携
トレーディングシステム開発グループ
・取引所の機能追加、性能改善、カバー取引の効率化の取り組み
・外部の暗号資産取引所との接続への対応
・監視システムの設計や開発、既存の処理の見直しやリファクタリング
プロジェクトマネジメントグループ
・取引所や販売所に関わる開発ディレクション
・プロダクト改善
・業務改善プロジェクト
ウォレット開発運用部
コールドウォレット開発グループ
・暗号資産の署名処理やデータ管理のセキュリティ強化のための取り組み
・新規取扱通貨のコールドウォレットの設計・開発
・入出金業務改善への取り組み
ホットウォレット開発グループ
・暗号資産ノードの構築・保守、AWSを用いたインフラの保守・運用
・24×365の暗号資産ノードの安定稼働、暗号資産クライアントのバージョンアップ対応
・コンテナ化による運用コスト削減への取り組み
NFT開発グループ
・NFTの売買システム改善の取り組み
・ブロックチェーンとDBの同期や異常検知
・NFTマーケットプレイスの新規機能の開発
アプリケーション開発グループ
・暗号資産入出金システムの安定化への取り組み
・ブロックチェーンとDBの同期や異常検知
・リコンサイル業務の安定化と効率化への取り組み
・新規暗号資産実装に関する開発業務
Accounting / Dev グループ
・銀行連携や会計・決算システムの運用
・レポート作成などの事務業務
・コインチェック 新サービスの開発
サービス運用開発部
SREグループ
・インフラやCI/CD、アプリケーションコードを含む技術的負債の解消
・データベースまわりに関する課題や、依頼・相談対応
・開発組織全体の課題解決へ向けた各種取り組み
システム企画グループ
・データ分析環境、取引監視システムなどの開発・運用
・システム開発・運用につかうサービスのアカウント管理
・その他、システム開発・運用に関わる事務への取り組み
CSEグループ
・社内他部署からの問合せ対応(調査、確認、集計、データ修正など)
・他部署の技術的課題、開発要望への対応
・サービス管理用ツールのNuxt化対応
開発環境や使用ツールは?
コインチェックの開発環境と主な使用ツールはこちら!
開発環境:WebApp(Backend)、Ruby on Rails、MySQL、Redis、AWS(Enterprise)EC2、ECS、Lambda、Node.js、Python、Golang、ElasticBeanstalk、Node.js、Aurora(MySQL)、ElastiCache、CloudFront、HTML / CSS(SCSS)、JavaScript (Vue.js / Nuxt.js / ES6 / CoffeeScript / AngularJS) など
使用ツール:Github、Circle CI、Bugsnag、NewRelic、Atlassian JIRA / Confluence、Slack など
部署やグループにより若干異なるので、詳しくは採用サイトでチェックしてみてくださいね。
エンジニアの開発スタイル
コインチェックの開発スタイルは大きく2つ。
①経営戦略のロードマップとブレイクダウンの施策
中長期的なプロジェクトは四半期に一度のロードマップ会議で優先度とスケジュールを決定。全体のPMを1人、そこから各人にアサインし、プロジェクトとして組織横断的に動きます。
②グループ内で完結するボトムアップの施策
スクラム要素を持ちつつ、スプリントでサイクルを決めて実装、振り返りを行います。日常の運用業務で他部署から依頼される業務にも対応。部署によってはJIRAでチケットを切って実装を進めます。
業務の進め方

エンジニアの評価制度
コインチェックの評価は、主に「成果」と「行動」の二軸。MOSTという会社の行動指針に沿って評価をします。
コインチェックの行動指針:MOST

MOSTの詳細はこちらをご覧ください!
コインチェックの評価の2軸

エンジニア組織では、特に行動評価を重視します。
グループリーダーが成果目標を設定、グループが達成すべきゴールを評価の中に組み込みます。一次評価もグループリーダー。エンジニアがエンジニアの評価をするカルチャーです。
副業やリモート勤務はOK?
コインチェックは申請を出せば副業OK!実際に2~3割程度の人が副業をしています。
現状リモートワークを推進、今後もリモート勤務を継続する予定です。
現在の出社率は1〜2割程度。自宅で不自由無く業務に取り組めるような環境を整えています。
自宅での業務が難しい場合は出社、専用の環境を整えるなどして対応。仕事とコロナの状況のバランスを取った勤務体制をつくっています。
エンジニア視点で見たコインチェックと他社との違い
・ブロックチェーンを実際に活用して事業をしていること
・ベンチャー企業ながら顧客資産が数千億円規模であること
・スタートアップのカオス期を乗り越えマネックスに入ったことで、組織体制、統制がしっかり形成されていること
一緒に働きたい人、向いている人はどんな人?
コインチェックでは現在エンジニア採用を強化しています!業界自体が成長市場であること、NFTなど新規事業への取り組みなどが採用強化の背景。
さて、そんなコインチェックのエンジニアチームは、実際どんな人と働きたいと考えているのか。エンジニア組織のリーダーであり執行役員のお二人にお話を聞きました!
サービス運用開発部 部長:佐藤ニール

プロダクト開発運用部 部長:飯田直規

こんな人と働きたい!
・自律的に課題を解決できる人
・暗号資産やプロダクトに興味がある人
・技術への興味がある人
飯田さん、ニールさん共通で「技術への興味」は重要なポイントです。ちなみに全社的にはこのような人を求めています👇

こんな人にチャレンジして欲しい!
飯田
暗号資産の市場は、既存の証券市場と比較してもまだまだ成長していくと思いますし、NFTのような完全に新しい市場も立ち上がってくるフェーズなので、不確実性の高い事業領域でエンジニアとして成長して市場価値を上げていきたい人にはぴったりだと思います。
ニール
コインチェックの特徴は、企画者が設計してサービスを作るのではなく、エンジニアも一緒になってサービスを作っていくこと。「技術者視点でプロダクトをどうするべきか考えを持って開発をしたい人」は向いています。逆に、「決まったものを作りたい人」は向いてないかもしれないですね。
コインチェックの働く環境や福利厚生など、詳しい情報が気になる方はぜひ採用サイトに遊びに来てくださいね!