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入社エントリー:建設業界の土木技術者からクリプト / 金融業界の人事部長へ異世界転生した話。

はじめに:

2022年7月1日付でコインチェックに入社した菅(すが)です。現在は人事部長として人事企画、労務・総務、採用、人材開発、HRBPグループを率いてコインチェックの組織づくりに邁進しています。
入社してからあらゆる環境変化がありすぎて、、このタイミングでの入社エントリーとなってしまいました。(そもそも、人生初の入社エントリーです)

自己紹介:土木技術者からIT業界、そしてコインチェックへ

大学卒業後、新卒として日本橋にある建設会社へ就職し、下水道の土木技術者としてキャリアをスタートさせました。世界初のジェット水流で地中に埋まった矢板を切断しながら下水道をつくる特許技術を使い、青山や品川等の都心の合流式下水道をつくっていました。
声が小さかったり仕事でミスがあると大体ヘルメット越しにハンマーで殴られるのですが、これを通じて絶対に折れない心を身につけられたと思います。
お昼休みは毎日ヘッドライトをつけながら下水道でお弁当を食べたり、国家資格の勉強をしていました。

その後、建設業界が不況になったタイミングでIT業界へと移り、WebクリエイターやWebディレクターを経験した後、当時80名規模のグリー社へ入社。そこから数千人のメガベンチャーとして急成長・急降下・再成長するまでの9年間ほどを文字通り命を削りながら楽しく過ごしました。(さらっと書きましたが、建設業界からIT業界へのピボットは命がけでした)

グリー時代の最後はモバイルゲームプロデューサーとしてゲーム開発をしており、その当時の担当役員(総合プロデューサー)が現在コインチェック常務執行役員の井坂さんという、かれこれ15年以上のお付き合いになるのかもしれません。

その後、開発経験を活かして株式会社アカツキという会社で組織づくりに責任を持ち、企画職能GMとしてモバイルゲーム開発の企画職を束ねる役割をしておりました。(実質HRBPに近いかもしれません)

等級制度のアップデートや新卒/中途の育成、オンボーディングの強化、時には直接プロジェクトに参加し、企画職として新規モバイルゲームの開発も行っていました。

なぜコインチェックに入社したのか?:40代の生き方を決める岐路に立った

当時40歳を迎えるにあたって、孔子の言葉で有名な「三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る」というワードが頭を過るようになり、次の10年間、迷わず進みたい方角はどちらかを考えるようになったことがキッカケでした。

ものづくり自体もゲーム開発も好きでしたが、自分の興味の主体がゲーム開発よりも「そこで働く人・組織を良くしていくこと」に変わっていく中で、偶然にもコインチェックで働いている知人がSNSでメンバー募集の投稿をしており、それを見かけて話しかけたところから歯車が回り始めたように思います。

また、その方はコインチェックのCFO室の室長(旧 経理財務部長)なのですが、彼もまたグリー時代に苦しい環境を共に乗り越えてきた仲間であったことも大きな理由でした。

当初はIT / エンタメ / モバイルゲーム界隈で育った人間がクリプト/金融業界で必要とされるのだろうか?と思っていましたが、ポータブルスキルやHRBP側面での人事経験、過酷なメガベンチャー時代を生き抜いた経験は活きていると感じています。

加えて、多様な個性を束ねて道を示すリーダーシップや一対多のマネジメント、プレゼンテーション能力はクリプト/金融領域であっても当然必要とされるので、そういった意味ではエンタメ / モバイルゲーム業界という尖った環境に身を置き、意味がわからないくらい優秀でクレイジーな方々と切磋琢磨しておいて良かったなと思います。(特にアカツキのメンバーは非常に優秀な方が多く、育成を担当していたと言いつつ、8割くらいは自分が育ててもらったような気もします)

入社してから感じたこと:金融とITの合流地点、多種多様なプロフェッショナルが集まる会社だった

既に別の記事でも紹介されていますが、想像よりもずっと「金融っぽくなく」、IT側ではPKSHA Technology創業メンバーの山田さん(@naofumi0628)、日本CTO協会の代表理事で元MIXI CTOの松岡さん(@matsutakegohan1)、同じく元MIXI CTOのニールさん(@nealsato)など、所謂IT業界から参入してきた将軍クラスの人材が集まっており、また200名超の企業でありながら、創業者の和田さんや大塚さんとの距離も非常に近い会社だと感じました。(+自立/自律したプロフェッショナルな社員が沢山!!)

40名程度のベンチャー企業に所属しているような人と人との距離感、変化の速度、熱量を体感できるのは(ベンチャーが大好きな自分にとっては)ご褒美に近い感覚です。

特に変化の速度は凄まじく、体感的にはこれまで経験してきた会社の中で最速かもしれません。言葉を変えると「会社全体として変化していこうとする力」があり、自由闊達に意見を言える風土も手伝って、上から降りてきたことを忠実に実行するというよりは、各々が意見を出し合いながら、進むべき道やあるべき姿をつくっていくような環境であるとも言えます。

一方で、良くも悪くもベンチャーなので、組織という枠組みで捉えると未成熟なことも多く、宿題が山盛りといった状況でしょうか。ここを変えていくことは大変そうですが、人事としての醍醐味も多いと感じます。

人事として何をしたいのか:ありたい姿とは?

入社前1on1で80名程の方にご挨拶をしたのですが、これはその際にお見せしたスライドで、自分の情熱の方向がどこに向いているのか、何をしにコインチェックへ来たのかをまとめたものです。

「組織変革の挑戦者」と記載しましたが、そうなんです。「挑戦者」です。
100社あれば100通りの会社の有り様や人事制度があるように、「これが正解」というものは無く、正解をつくっていくのが人事だと思っているので、未来のコインチェックをつくるために挑戦しに来たという表現を使いました。

現在のコインチェックは、De-SPACによるNASDAQ上場を見据えており、事業の成長と組織の成長の両輪を回し、より高みを目指していくフェーズに入ります。(市場は逆風が吹いていますが)

この変化の波に正しく乗り、人材水準の高度化と組織の高度化を通じ、事業競争力の向上につなげていくのが我々人事の役割だと考えています。

さいごに:さらなる成長に向かうコインチェックで、共に未来を切り拓いていけるエンジニアを積極採用中


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