ホットウォレット開発グループのリモートワークに1日密着!暗号資産エンジニアの仕事とは?
コインチェックのサービスを支えるホットウォレット開発グループは、2020年3月の緊急事態宣言を受けて、リモートワークに移行中。
ホットウォレットとは、インターネットに接続された状態で暗号資産の保管や入出金を行うお財布のようなもの。暗号資産取引において、とても重要な役割を担っています。
ホットウォレット開発の業務内容についてはこちらの記事をご覧ください!
今回は、ホットウォレット開発グループの山口さんのお宅にお邪魔して1日密着インタビューを実施!暗号資産エンジニアのリモートワークの様子をお届けします。
山口さんの1日(コアタイム:12:00〜15:00)
11:00〜12:00 採用候補者確認・スカウトプールチェックorエラー発生があればその原因をチェック
12:00〜13:00 お昼休憩
13:00〜14:00 実装系以外の業務
14:00〜15:00 昼会
15:00〜20:00 実装の業務
11:00〜12:00、まずはチェック業務スタート
ーー1日の始まりは、どんな業務からスタートするのでしょうか?
山口:まずホットウォレット開発グループで採用を検討している候補者の方や、スカウトさせていただく方のチェックを行っています。暗号資産の開発や保守関連というよりは採用業務関連の仕事をしていることが多いですね。他にはエラーが発生していれば、そのチェックもしていきます。
ーーいつも採用業務のお手伝いありがとうございます…!エラーというのはどういったものがあるんですか?
山口:多いのは暗号資産ノードのブロック同期が遅れていて、正常に処理ができていないということですね。この場合はなぜ遅れていたのかをチェックして、軽いものであればその場で修正し、修正パターンが複数ありそうなものは、昼会で相談しながら調整をします。
12:00〜13:00、お昼休憩&猫とたわむれる
ーーリモートワークに移行して休憩時間の過ごし方は変わりましたか?
山口:そうですね。出社していない時はお昼ご飯を作って食べたり、夕飯の準備をしています。掃除もこの時間にすることが多いですね。他には猫を2匹飼っているので、その子たちのお世話もしていますよ。
ーー猫ちゃん可愛いですね……。自炊もされるんですね!よく作る料理はあるんですか?
山口:妻が出社の場合だと僕が家事をすることが多いですね。よく作るのはシチューです。作り置きが出来るものを中心に作ります(笑)。妻のお弁当も作るので、そのおかずを作ったりもしますよ。
ーーお弁当まで!出社することもあると思うのですが、その際はどうしているんですか?
山口:出社している時はチームメンバーでお昼ご飯を食べに行きます。他部門の方と食べに行くことも多いですよ。中でも多いのはインフラ周りを担当しているSREチームのメンバーですね。席が近いこともあって。
SREチームの詳細はこちら!
13:00〜14:00、実装以外の業務も盛り沢山!
ーーこの時間は実装系以外の業務をされているとのことですが、具体的にはどういったことをされているんですか?
山口:かなり多岐に渡ります。金融庁からの質問リストに対して内部から聞かれたことを回答したり、採用面接の日程調整をしたり。SREやアプリケーション開発グループなど、普段関わりのあるチームのSlackチャンネルを見ていることもあります。コードレビューをしたりするのもこの時間ですね。
ーー実装系以外でもこんなに業務があるんですね!
山口:もちろんこれを1日でやっているというわけではないですよ(笑)!これもあくまで一例で、日々様々な業務を行っています。
14:00〜15:00、チームメンバーとコミュニケーション
ーー昼会というものをやっているとのことですが、チームメンバーとはどんな話をされているんですか?
山口:共有事項を30〜40分程度、カジュアルな話を10分〜20分くらいの割合でやっています。共有事項では、ToDoの確認やコードレビューで気になったところの話、ロードマップと照らし合わせたタスクの整理を行っています。
カジュアルな話はプライベートであったことなど、ざっくばらんに色んなことを話しています。リモートワークだとチーム内コミュニケーションがどうしても減ってしまうので、この時間も大切にしていますよ。
ーーロードマップとかはどういう形で敷かれているんですか?
山口:ホットウォレット開発グループでは3ヶ月毎に短期的な目標を置いているので、その目標達成にコミットしていくことが日常の業務内容にもなっています。それぞれの業務進捗を皆で確認するようにしていますね。
15:00〜20:00、実装作業へ
ーー夕方から実装系の業務にあてられているとのことですが、ここではどんなことをされているんですか?
山口:暗号資産ノードのバージョンアップをするためにAWSの個人環境で動作確認を行ったりしています。最近だと、EC2上で動いているdockerコンテナをECSに移すための検証作業を行いました。
暗号資産ノードの冗長化は一般的なWebサービスの冗長化と異なり、ただサーバーを増やせばいいというわけじゃないんです。同じサーバーにリクエストをしないと違う結果が返ってくることが多いので、その検証と調整を行ったりもしています。
もっと大きな業務でいくと、取扱通貨のネットワークアップデートがあるので、通貨のエアドロップやハードフォーク対応で、通貨のスナップショットを撮るために入出金を停止する手順を調整したり、本番環境へ反映させる際の流れを他部門と話し合っています。
お客様の資産を預かっているものに対する変更なので、何を止めればどうなるのかのシミュレーションや、当日誰が何をするかについて他部門と連携しながら綿密に調整します。
他には新規通貨取扱の開発ミーティングなどを行ったりもしていますね。日によりますが、実装系の作業とそれ以外の作業、大体7:3ぐらいの比率が多いです。
ーーこの時間には採用面接をされていることも多いですよね。面接は普段どのような感じで対応されているんですか?
山口:面接の1時間前から面接準備を始めます。その方の経歴を読んで、事前に質問したい内容をリストアップしますね。選考過程で課題を提出していただくことがあるので、気になったところを面接内で質問するためのチェックなどの時間です。
ーー面接内で特に意識しているポイントってなんでしょうか?
山口:コインチェックで一緒に働くイメージができるかですね!あとはその人にとってやりたいことがチームでできることとマッチしているのかは確認するように心がけています。
また、しっかりと自走できるかや、コミュニケーションという観点でもチームに合っているのかは意識しているポイントですね。
ーー山口さん、1日密着させていただきありがとうございました!
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