入社者データのSaaS間の自動連携:コインチェックの入社時のフローを一部紹介
この記事はコインチェック株式会社(以下、コインチェック)のアドベントカレンダー16日目(シリーズ2)の記事です。
こんにちは!コインチェック人事部の佐野です。
今年、当社では初めてアドベントカレンダーに取り組むことになりました!この企画には、「コインチェックという企業をもっと知ってほしい」「どんな人たちが働いているのか」「どんな働き方をしているのか」「どんな課題に向き合い、どんな面白いことに挑戦しているのか」をお伝えしたいという想いが詰まっています。
テーマは投稿者それぞれに任されています。だからこそ、いろいろな視点からコインチェックの姿を知ることができる、バラエティ豊かなアドベントカレンダーになるはずです!
入社時の情報登録に使用するSaaSについて
まず、入社時に情報登録する際に使用しているSaaSについて簡単にご説明します。以下は現在利用している主要なサービスです(一部抜粋):
SmartHR
ジョブカンワークフロー
ジョブカン勤怠
タレントパレット
これらのサービスに入社者情報を管理しています。
ただし、すべてのSaaSを1つのグループで一元管理しているわけではなく、それぞれ異なるグループが担当しているため、以下の問題がありました。
各SaaSへの個別入力による 作業負荷
入力ミスや忘れのリスクによる 精度の低下
異なるグループで管理されることによる 情報連携の非効率性
この問題を解決するため、SaaS間で情報を連携させる仕組みを構築することを決定し、Workatoを利用した自動連携の導入検討をしました。
データ連携の実装前に行ったこと
データ連携に使用するプロダクトの選定
低コスト且つ、実装期間をできるだけ短くすることを実現できないかと考えました。
既に社内システム部で利用しているWorkatoを利用させていただくことで上記の2点が実現できると考え採用いたしました。
データの整理
各SaaSの管理が複数グループに分かれていたため、情報の整理が必要でした。整理の過程で、利用していない機能の確認や、今後利用したいデータの整理・検討も同時に行うことができました。
データ整理後、マスタとなるSaaSを決定し、そのSaaSに情報を集約する形を採用しました。結果、各SaaSで必要なデータを一元的に管理できるようになりました。
各SaaSのAPI情報の取得
SaaS間のデータ連携が可能かどうかを判断するために、各サービスが提供するAPI情報を調査しました。
Workatoを使用してSaaS間の連携を実現
Workatoを活用し、APIを使用して各SaaS間のデータ連携を実装しました。このプロジェクトは社内のシステム部と協力し進めました。
マスタとなるSaaSを基軸にし、Workatoを用いて効率的にデータを各SaaS間で連携させる仕組みを構築しました。
成果
この取り組みにより、以下の成果を達成することができました。
入社者情報登録の簡略化
人的ミスの軽減
データの一元化
上記より、削減された工数を他の業務に充てることが可能となりました。また、データを一元化することで、人事データの可視化が容易になりました。
最後に
今後も人事部では、人事に関わる情報の収集と可視化に取り組み、データに基づく意思決定を通じて、より効果的な人事施策の実現を目指してまいります。
コインチェックのバリューのひとつである Harness Risk, Act Now(リスクを管理し、今すぐ行動する)。この行動指針を体現し、当社は変化の激しいブロックチェーン業界でも成長を続けています。