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予測不能の分野を突き進むコインチェック。自ら企画しサービスを作れる“ブロックチェーン”の世界の面白さとは(後編)

こんにちは、コインチェック採用グループです。今回は、前回に引き続きコインチェックのVPoEのニールさんと執行役員・プロダクト開発運用部長の飯田さんの1on1の様子をお届けします。前編では、「ブロックチェーン技術の難しさ」や、その可能性についてお話ししていただきました。今回は、さらに踏み込んだ技術の面白さや楽しさについて語っていただきます。

▼前回の記事はこちらから!


飯田 直規(いいだ なおき)
大学卒業後、株式会社DMM.comラボに入社。エンジニアとして複数の新規プロダクトの開発を経験。2017年12月にコインチェック株式会社に入社し、暗号資産関連の開発運用業務を担当。2019年7月よりバックエンド開発部門の責任者として開発組織のマネジメントに従事。2021年1月より執行役員として、プロダクトの開発や運用に関わるエンジニア部門全般を担当。

 佐藤ニール(さとう にーる)
パデュー大学工学部卒業。エンジニアとしてシリコンバレーのスタートアップに参画。その後、日米のIT企業で20年以上にわたりエンジニアを務める。特に、株式会社ミクシィではCTOとしてソーシャルアプリプラットフォームの立ち上げに従事。楽天株式会社ではグローバルインフラ担当執行役員を務め、在籍中にマギル大学MBAを修了。2018年にコインチェック株式会社に入社し、2019年から技術担当執行役員を務める。


 技術の可能性・未来を期待することの楽しさ

 ――暗号資産、ブロックチェーン技術にはまだまだ広がりがありそうですよね! この先の可能性について、お二人のお考えをもう少し教えてください。

 ニールさん
「NFTに関しては、まだまだデジタルアートだけしか盛り上がってないような気がします。しかしこの技術には多くの可能性があるはずです。メタバースで使ったり、リアルなものに紐付けて使用したり、色んな業界がNFTを活用していくと新しいビジネスができていくのではないでしょうか。何か一つ、新しい技術を使った成功例が出てくるとその市場は爆発的に成長します」

 飯田さん
「そうですよね。不確実性がとても高い分野ですから安定志向のエンジニアというよりは起業家志向で0を1に変えていけるような人がより楽しむことができると思います。予想外のことがたくさん起こるので、そういうときにリーダーシップを発揮できる人は楽しいはずです!」

 ニールさん
「そうそう、予想外のことが起きた時にいきいきする人。“お祭り好きな人”はこの業界、向いてますよね

 飯田さん
「その傾向がコインチェックでは特に強いですよね。副社長の和田さんが作った会社であるというのも大きいのですが、エンジニアが自ら手を動かしてサービスだけでなく会社も作ってきました。エンジニアだからといってエンジニアの領域だけをやるのではなくて、企画をしたり、スコープを広げて切り開いていける様な人が活躍できる傾向にあります」

 ニールさん
「そもそもこのビジネスは技術を理解していないとできないビジネスであることもその一端を担っていそうですね。例えば「ステーキングというサービスを提供したい」と思ったとき、技術的な視点がないとどのようにサービスを提供するのか難しいですよね。NFTにも色んな可能性があるのでサービスを立ち上げる時にどれから手を付けていくべきか、技術視点でプロダクトのロードマップを考えていかなければならないんです。だから“エンジニアとして企画に関わることができないと成り立たない”わけです。企画から関わりたいという人が多いのは、そう言った側面もあるかもしれませんね」

――もっと多くのことに取り組んでいくために、現在感じている課題はありますか?

 飯田さん
「これからは、もっと技術全体を横串で見ていくことが必要になってきます。技術に尖った人たちを集め、システム全体の品質を担保したり、横断的にやらなければならないことをリードしたり、そういう機能を果たすチームを作っていきたいです。また、少しプロダクト寄りの話ですが、今後取引所のシステムを強化したいと思った時に、専門的な知見のあるエンジニアが社内に少ないのも課題です。ニールさんの視点から、他に“足りていないもの”はありますか?」

 ニールさん
「データ系のスペシャリストが足りていません。UX改善、マーケティング分析、コーポレート管理の担当者が必要なデータを単純に抽出するくらいなら今も問題ないのですが、今後AIを用いたデータ予測をしたり活用できる専任者がまだいないんです。後は、会社の規模が大きくなってきた際の教育担当ですね。新卒のエンジニアの教育をしたり、社内トレーニングの企画をしたり、イベントを企画したり……そんなエンジニア組織の裏方みたいな人も必要になってきます。技術的な人ばかりでなく、総務人事みたいな人たちも必要になってくると思います」

飯田さん
「それで言うとクリプトやブロックチェーンの技術に尖った人が数名でリサーチしたことをアウトプットしたり社内展開したり、そんな機能もいずれ作っていけると良いなという話も上がっていますね」

 執行役員が伝えたい、「コインチェックの面白さ」

 ニールさん
「やっぱりコインチェックの強みは、アプリダウンロードNo.1だというところですよね!後は、暗号資産取引に限らず、大きなマーケットでブロックチェーンを活用している会社であるというのも特徴です」

 飯田さん
「そうですね。NFTやIEO、メタバース領域など新しくてわくわくすることにいち早く注目し、市場を切り開いていくようなところがコインチェックの強みだと思っています。日本の暗号資産取引所と一体となったNFTマーケットプレイスを開設したのもコインチェックが最初でした。社内にいる人たちも優秀な人ばかりで一緒に働いていてとても刺激的です。先程の話とも重なりますが、エンジニアがエンジニアリングだけやるのではなく、企画などを考えて動いている人も多くいます。ブロックチェーンを実際に使ってビジネスとして成立させて利益を出せていることが、コインチェックの強みであり面白さですね」

 ニールさん
「優秀って定義が難しいですけど、ビジネスを理解しているかどうかというのは結構重要なポイントだと思います。コインチェックにはそういうエンジニアが多いと感じます。何故やるのかを理解した上で手を動かせる人がほとんどで、企画の人がそういっていたから作ってます、みたいな人はほとんどいません。」

 飯田さん
「たしかに、自分で考えて動いている人がとにかく多いですね。もし“コインチェックに入りたい”と考えてくれている人がいたら伝えたいことがあります。暗号資産は投機だけではなく、インターネットがWeb2.0からWeb3.0にシフトするための重要なパーツになります。このような時代の流れのなかで、当社はWeb3.0やNFTといった新しい経済圏への入り口として最高のユーザー体験を提供していきたいと考えているのですが、そのためのエンジニアの人数が圧倒的に足りていません。もし興味が有る人がいれば、一緒にやっていきたいです」

 ニールさん
「いいですね。「この新しい世界を一緒に作っていきませんか?頑張りましょう!」と私からも伝えたいです。コインチェックでは、積極的に新たなサービスも作れます。新しいサービスを作ったら新しい世界ができあがるので一緒に作っていけると面白いですよね」

 飯田さん
「新しい世界を作って市場が伸びる環境に身を置くのはエンジニアとしても良い経験だと思います。最終的にエンジニアとしての市場価値の向上にも繋がると思います」

 ニールさん
「その人のキャリアと我々の会社の中でできる事、作りたいキャリアと我々の提供する環境、これらがマッチしたら本人にとっても幸せなキャリアパスになると思います!」


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