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セキュリティと高速化を目指したWeb3のアーキテクチャとは イベントレポート

1. イベント概要

こんにちは、コインチェック株式会社CTO室の大村です。

2023年2月15日(水)、ファインディ株式会社主催のWeb3キャリアイベントに、株式会社GincoのCTO森下さんと、コインチェックのCTO松岡が登壇いたしました。

イベントURLは以下の通りです:

イベント当日は、Web3領域でのキャリア形成に興味を持つ方が150名以上集まりWeb3や暗号資産領域の注目度の高さを改めて実感することができました。

2. コインチェックのシステムアーキテクチャ

イベントでは、Gincoとコインチェックの両社のシステムアーキテクチャについて簡単に説明しました。松岡からは、コインチェックのアプリケーション基盤がRuby on Railsであること、そして取引所のマッチングや約定処理をオンチェーンのブロックチェーンとオフチェーンの自社DB間で行うスキームについて紹介しました。

コインチェックのアーキテクチャ全体像(概要)

カジュアル面談などを通じて、”Web3のドメイン知識がないのが不安だがメンバーがどうキャッチアップしているか”という受けることが多々あります。

これについては、松岡からもコメントがあった通り、Web3という言葉は技術的に高度なものに感じられるかもしれませんが、実際にはコインチェックのシステムは通常のWebサービスと同じようにほとんどの処理はRuby on Railsで行なっています

そのため、エンジニアの皆さんがこれまで培ってきたドメイン知識を十分に活用できる環境であると思っています。

3. セキュリティ担保の取り組みと注目の技術

また、ブロックチェーン技術を深く掘り下げるために、システムのセキュリティ担保の方法やDeFiの現状、注目されている言語やライブラリに関して、ディスカッションを行いました。

松岡からは、コインチェックがセキュリティを最優先課題として位置付け、お客様の資産保全を目的としてコールドウォレットによる分別管理を実施していることを説明しました。

また、現在、取引所のマッチングエンジンの処理性能向上に向けて、Rustに注目していること、そして秘密鍵を分散的に管理する技術であるMPCにも注目していることをお伝えしました。

4. Web3におけるキャリア

最後に、Web3領域でのキャリア形成に関心のある参加者の皆さんに向けて、松岡から、Web3という変化が早く不確実性の高い環境で、常に新しい知識や技術を取り入れ学習することの楽しさ、面白さをお伝えしました。

暗号資産交換所という高度なセキュリティが要求されるドメインで、可用性を担保しつつ高性能なアプリケーションを構築していく挑戦的な環境があることが少しでも伝わっていれば嬉しいです。

5. さいごに

コインチェックは全ポジションでエンジニア採用中です!

コインチェックを一緒に盛り立ててくださるエンジニアの方を、積極的に募集しています!今回のイベントに参加された方や、イベントレポートを読んで少しでも関心をお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひカジュアル面談からお気軽にご応募ください。


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