FinTech未経験から暗号資産業界へ!コインチェックで働くフロントエンドエンジニアのリアル
コインチェックの社員ストーリー、本日のゲストはNFTマーケットプレイスの開発を担当しているフロントエンドエンジニアの木田さんです!
コインチェックは、国内暗号資産取引アプリダウンロード数No.1、
口座開設数は、国内暗号資産交換業者の約3割を占める暗号資産取引サービスを運営しています。
そんな国内有数のサービスを支える木田さんは、金融業界未経験から暗号資産業界に転職しています。
業界未経験からの転職理由、コインチェックでの業務内容などをお聞きしました!現在リモート勤務ということで、かわいい猫ちゃんにも登場してもらっています。
暗号資産業界は、フロントエンドの力でユーザー体験を提供できるチャンスが多い
ー木田さんの入社時期と現在の業務を教えてください!
2018年の10月に入社しました。コインチェックのフロントアーキテクチャ刷新とNFTマーケットプレイスのシステム開発を行っています。
ーなぜ暗号資産業界に転職しようと思ったんでしょうか?
転職を決意したのは2017年くらいです。
ユーザーとして暗号資産に触れていて、技術的な部分に興味を持ったのが最初ですね。通貨間のトレードが簡単にできることや、従来の株取引などとは異なり、書類提出や複雑な手続き無しでウォレット間の送金が行えることに驚きました。
実際に自分がユーザーとして取引をしていく中で、この業界にはフロントエンドの力でユーザー体験を圧倒的に良くしていけるチャンスがある、と感じました。
前職のサイバーエージェントは金融や暗号資産とは全く違う業界でしたがフロントエンドエンジニアをやっていて、その経験を活かしながら興味のあることをやってみたいなと考えていたこともあり、転職を考え始めましたね。
業界未経験。カルチャーの近さに背中を押され転職を決意
ー他にも暗号資産の会社がある中でなぜコインチェックを選んだのでしょうか?
転職活動というかコインチェックしか受けてないんです(笑)。
コインチェックは初心者からプロトレーダーまで様々な層のユーザーを多く抱えているので、幅広いユーザーをターゲットにUI・UXを工夫していくことでサービスを成長させていく体験が得られると考えたんです。
たまたまですが、僕がはじめて暗号資産取引所の口座を開設したのがコインチェックだったんですよ。
その後、国内外合わせて20箇所くらいの取引所で実際に口座開設をして触れる機会がありましたが、コインチェックは国内暗号資産取引アプリNo.1*でアプリを中心に使いやすさに定評があるサービスという印象が強かったというのもあります。
設立から年数も若くてベンチャー色の強い雰囲気も魅力でしたね。前職のサイバーエージェントとは全く違う業界なので、どれだけやれるのか不安な面は多少ありました。
ー新しい業界への挑戦に対しての不安はどのようにクリアしたのでしょう?
2017年に開催されていたミートアップイベントに参加して、そこでコインチェックで働く人たちから直接会社の雰囲気やエンジニアの話が聞けたのが大きかったですね。自分でも活躍できる場がありそうだなと感じることができました。
実際に社員の方と話してみると、金融業のエンジニアといった雰囲気は一切感じず、むしろサイバーエージェントで一緒に働いていた同僚のエンジニア達とカルチャーとして近しい部分を感じました。業種が変わっても、今まで培ってきたスキルや知識を活かせる可能性を感じ、最終的に決断することができましたね。
コインチェックのフロントエンドエンジニア、業務内容や開発環境、仕事の魅力は?
ー木田さんは「Web1グループ」に所属していますが、具体的にどのような業務を行う部署なのでしょうか?
Web1グループはNFTマーケットプレイスの開発をメインで行っています。
フロントエンドエンジニア以外のバックエンドエンジニアも所属してるグループなのですが、NFTマーケットプレイスを成功させるためにメンバーが集まってリリースまで進めているといった体制ですね。
元々Webのグループは特定のプロダクトに紐づいたグループではなかったんですけど、現状では新規事業中心の開発をWeb1、既存ユーザー向けのプロダクト強化やセキュリティ面はWeb2というようにざっくり分担して、両グループのエンジニアが協力し合いながらユーザーに提供している画面周りの開発業務を進めています。
ー担当している業務内容を詳しく教えてください!
フロントエンドのリードエンジニアとして、フロントエンドの仕様策定から実装・テストまで幅広く担当しています。
バックエンドチームが暗号資産周りとAPIを担当しているので、バックエンドとフロントエンド間の実装方針などの調整、デザインチーム・モバイルチームとのスケジュール含めた調整など、開発フェーズ初期の頃は必要に応じて部署間を繋ぐPMのような動きをしていることもありましたね。
ーコインチェックのフロントエンドエンジニア業務の面白さ、魅力はどんなところにありますか?
フロントエンドエンジニアに限った話ではないですが、エンジニアのアイデアや意見が尊重される場面が多く裁量が大きいのはコインチェックならではですね。
ビジネス側が考えてエンジニアが作るといった体制が固定されているわけではなく、エンジニア側から発案して手を動かして、実際にプロダクトとして提供できるところまで実現したものもありますよ。
NFTマーケットプレイス事業もそうですし、少し前だとLiskのステーキングサービスもそうですね。
もちろん裁量の大きさには一人一人の行動に対しての責任も伴いますが、職種を問わず全社的な事業に繋がるチャンスが常にあるところは魅力的だと思います。
また、暗号資産業界において自社のリリースがインパクトを与えている場面も非常に多い点も面白いですね。自分が関わったプロダクトが関連メディアの記事に掲載されることもあります。業界内外問わず非常に注目されている会社なので、一つ一つの開発にやりがいを感じる場面がとても多いです。
ー逆に課題に感じている部分はありますか?
日々発展している暗号資産業界ですが、環境の変化や他社との競争に常に直面しているため、サービスの開発スピードもそれなりに求められます。
一方で、ユーザーの資産を守るためにシステムの安全性は一切妥協することなく品質を高めていくように両立していかなくてはなりません。
そのバランスを取りながらエンジニアが開発に集中できるよう、品質面の担保をテストやコードで自動的に行えるような仕組みづくりは今後も継続して取り組んでいく必要があると考えています。
ー開発環境について教えてください!
Nuxt.jsおよびVue.jsを用いたフロントエンドの環境と、Ruby on RailsのWebAPIで開発を行っています。
Vue部分はAtomic Designの概念をベースにパーツ化したコンポーネントを組み合わせていて、将来的な仕様変更やニーズに合わせて柔軟に組み替えていける設計を目指しています。
サービスの成長に合わせて機能のリリースや修正が頻繁に行われているので、バグや手戻りが発生しないようにコンポーネントの粒度で内部ロジックの自動テストを実行するようにしていますね。
愛猫とのリモートワーク、休日はデスク周りの整理や趣味のプログラミング
ー休日はどのように過ごされてますか?
最近は家にいることが多いので、快適に開発できるようにディスプレイを増やしたり、デスク周りを整えてますね。業務以外でも、趣味のための開発や簡単なスクリプトを書いたりもしてます。外出していた頃は自転車で出かけたり、キャンプしたりしてましたね。
ーコインチェックのエンジニアさん、そういう人多いですよね(笑)現在リモートワークが多いと思いますが、お仕事中猫ちゃんは…?
人をダメにするソファとか置いてるんで、そこでゆったりしてますね。仕事中近くに寄ってくることも多いですよ。
コインチェックのフロントエンドエンジニア、将来的な目標やキャリアをどう考える?
ー将来的な目標やキャリアはありますか?
僕がコインチェックに入社した当時はフロントエンドエンジニアは1人もおらず、開発のためのフレームワークも何も決まっていない状態でした。そのため入社から今に至るまで開発のフレームワーク導入や体制づくりを継続して行っています。
まだフロントチームとして「誰かが欠けても安定して開発を継続できる」ところまでは整っていないので、チームとしての開発体制が整って軌道にのせることができたら、自分が進めてきたフロントエンドの基盤づくりはひと段落するかなと思います。
フロントエンドの社内開発体制を盤石にするのはまだ先が長いですが、ある程度体制が整って自律的に開発が進んでいくようになれば、メンバーの育成や社内で幅広く貢献していけるようにマネジメント方面も考えていきたいですね。
ーこれからコインチェックへの入社を考える未来の仲間にメッセージをお願いします!
僕は前職がネットサービス系の企業だったので、暗号資産とはいえ金融系の会社に移ることに結構不安もありました。どれだけ即戦力になれるのか心配でしたが、いざ飛び込んでみるとエンジニアにとって裁量やチャンスが多く、ベンチャー感の強い環境でした。
なので、今までWeb開発の経験があって、暗号資産に将来性を感じている方は気軽に飛び込んできて欲しいですね。スピード感のある業界なので、日々の環境の変化を楽しめる方であれば未経験でも楽しく働けると思います。
ー木田さん自身も金融業界未経験からですが、同じように不安を抱えていらっしゃる方へのアドバイスなどありますか?
コインチェックに応募してくださる方は、金融業界未経験、暗号資産もあまり知らないという方が大半なんです。
コインチェックエンジニアの出身企業例
・ヤフー
・mixi
・DMM
・楽天
・LINE など
僕は元々取引ユーザーで株の経験も少しあったので、「なんとなくは知っている」という感じでしたが、本格的な投資経験などはなくても、「買ってみたい」「これから知っていきたい」という興味があれば周りのメンバーがしっかり教えてくれるので困ることはないと思いますよ。
現場の開発メンバーの裁量が大きいので、旧来からの銀行・証券のようなカッチリした金融機関での業務をイメージしていると、そのギャップに驚くかもしれませんね。
もちろん他の金融機関同様にユーザーの皆様に信頼していただいて資産をお預かりしているので、安全で安定したサービスを提供していくことが大前提です。社内のメンバーは一人一人が強い責任感を持ちながらそれぞれの持ち場で業務に当たっています。
金融業界での経験がなくても、Webサービス開発・運用の知見があり、当事者意識と責任感を持って取り組んでいける方であれば、活躍できる環境が整っています。
コインチェックは、現在積極的に採用を行っております!
コインチェックでは、フロントエンジニアを大募集中です!
この記事を読んで少しでも興味を持っていただけたら、是非求人も覗いてみてくださいね。